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NTT労働組合退職者の会

トピックス

2017年06月01日
2016年度全国交流集会

2016年度全国交流集会は、5月10日~12日、伊東のホテル聚楽で、参加者124名を集め開かれた。
佐々木副会長を座長に選出。
冒頭、4月18日に逝去された岩河顧問に対する黙祷を捧げた。
中央協を代表して石原会長は、岩河顧問が中央協の会長などの役員9年間の活躍と逝去に対する思いを述べたあと「退職者の会中央協は、一つに、指令・指示する機能を持たず、活動は支部協、地区協の取り組みが柱であり、レク・サークル活動、ボランティア活動が基盤だ。二つは助け合いであり、災害などいざという時に全国の仲間が絆でつながりあうことが重要。三つは、社会、経済、政治に対しては、現役のように対応できないが、平和、安全、民主主義、人権問題に現役へ協力していく。そのためには、NTT労組の組織は、地域拠点がなくなりつつあるが、現役と一体となってNTTグループの事業、現役へのサポートを行っていく。退職者の会の運営は、支部協毎に様々であるが、多様性を認めあい総会で決めたことに努力していく。中央協は代表制ではなく、首都圏で構成している。基本的には、ボランティア活動であり、上から下ではない。交流会では色々と意見を出してもらいたい」と挨拶した。
続いて川辺事務局長から「NTT労組退職者の会の概要と当面する課題」について話しがあった。
休憩後、三遊亭白鳥氏より特別講演「お笑いと健康体操」を受けた。
三遊亭白鳥氏は、新作落語の教祖と言われる三遊亭圓丈の弟子で2001年に真打ち昇進。独自の創作落語で注目されている。講演と言ってもお笑いの「落語」である。笑いと健康に注目し、体操したり、大きな声や恥ずかしい声を出させられたり、脳内トレーニングを取り入れ、あっという間に聴く人を笑いの渦に引き入れ、約1時間の講演が過ぎた。

次に吉川参議院議員より、政治学習会「直近の国会情勢と社会保障政策」についての講演を受けた。
吉川参議院議員は、直近の国会情勢と共謀罪法案をめぐる動向、社会保障政策をめぐる動向と現役世代をとりまく概況、NTT固定電話の果たす役割と今後の動向についてスライドを使って熱く語った。
この中で安倍首相が自衛隊について「多くの憲法学者は『違憲』と言っている」と主張。「自衛隊を合憲化する」ために、9条の「1項、2項を残し、その上で自衛隊の記述を書き加える」との持論を述べているが、内閣総理大臣は、行政権の長であり、憲法論議は、立法権に属する国会の憲法審査会で徹底して論議すべきだと述べた。
また、高齢者にかかわる社会保障では、「年金は高齢者収入の7割を占めていること、6割が年金収入だけで生活をしている」「介護保険法等改正案では、現役並み所得の高齢者の介護サービス自己負担割合を2割から3割へ引き上げることとしているが、1割から2割にした時の検証を徹底して行うべきだ」と強調した。

二日目は、NTT労組中央本部副委員長がNTT労組を代表して挨拶した。
相馬副委員長は、「参議院議員の組織推薦基準は、2期12年であり、これまで厳格に運営してきており、見直しのハードルは高い。ルールは、全電通幹部からの政界への進出、比例区から選挙区への転出などがあるが、若い人からの国政選挙を想定するとルールの見直しが必要である。すでに委員長会議で決めているが、組織手続きは、次期全国大会における2/3以上が必要であり、この決定を踏まえて対処する。参議院選挙の情勢は極めて厳しい。民主党の比例区の得票は、3年前の約700万票から前回1170万票と伸びたが、支持率は低迷したままであり、一方、安倍政権の支持率は、下がっていない。吉川参議院議員の知名度は、石橋参議院議員より高いが、それが投票につながるかどうか。全国大会以降、本格化させたい」と述べた。

続いて日野NTT労組中央本部企画組織部長より「NTT労組の現状と課題」をテーマにした特別講和を受けた。
その内容は、①「熊本地震」への対応と組織的取り組み、②第24回参議院議員選挙、③今後の政治的課題等、④向こう2年間を展望した今後の取り組みについてであり、スライドにより説明が行われた。
この中で日野企画組織部長は、「NTT労組の組織人員が毎年減少し、一般会計・組合費収入が大きく減少しているのに対し、退職者の会の会員は順調に拡大している。様々な取り組みには、現・退一致の運動の推進が不可欠であり、さらなる連携をお願いしたい」と強く訴えた。

続いて、第一興商より、特別講座として「健康体操」が行われた。
音楽健康指導士のもと、参加者が音楽に合わせて、歌ったり、身体を動かしたりし、慣れない動作の中でも、軽い汗と笑いが起き、楽しいひとときを過ごした。

昼食休憩後は、6つの分散会に分かれ、「会と会員のコミュニケーション」をテーマに討論が行われた。参加者からは、各支部協や地区協の取り組み、活動の悩みなど、活発な討論が行われ、予定した会議を終了した。
なお、各分散会の状況は、以下のとおりである。


代表して挨拶する石原会長 代表して挨拶する石原会長
吉川参議院議員による政治学習会 吉川参議院議員による政治学習会
三遊亭白鳥氏による「お笑いと健康体操」 三遊亭白鳥氏による「お笑いと健康体操」

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