2023年7月18日
第6分散会報告
司会・座長 川辺事務局長
記録 小倉事務局次長
参加者 16名(男性12名、女性4名)秋田、山形、埼玉、神奈川、群馬、富山、静岡、三重、兵庫、奈良、山口、島根、高知、佐賀、熊本、沖縄
1.コロナ禍におけるレク・サークル活動の現状と会員とのコミュニケーション活動および組織運営について
- レク・サークル活動は、今年度前半、グランドゴルフ、パークゴルフ、ゴルフ、ハイキング、散歩などの屋外中心のレクを地区協、ブロック中心に実施されている。春以降は、支部協主催の日帰り、1泊2日のバス旅行などが多くなっている。また、室内サークルにおいても徐々に動き出している。各支部協、地区協等は、感染対策を講じ、コロナ前の活動に戻るよう取り組み中である。
- 支部協、地区協等の運営は、地区協を設置している支部協と地区協組織を設置していない支部協がある。地区協を設置していない支部協は、県内に配置している幹事等を集め実施する幹事会と常駐者だけの幹事会を実施し運営している。地区協を設置している支部協は、地区協二役を集め拡大幹事会と常駐者中心の幹事会で運営されている。また、地区協等の幹事会等に支部協役員が出向き意思疎通を図っている。
- 支部協総会は、集合・対面で再開予定が多い。
2.レク・サークル活動以外の会員との交流・コミュニケーションの状況
- 支部協ニュースは、毎月発行から年7回、4回、3回発行と様々。また、支部協ニュースは発行しないが地区協のニュースは発行され会員への情報発信はされている。内容は、「ありがとう」等、近況報告、レク等の案内、会員からの投稿などが掲載されており、会員に身近なニュースが掲載され好評を得ている。配布は、大都市圏を除けば手配りが主流。その際、会員に「一声」をかけ近況等の把握も実施されているが、高齢化で手配り要員の後継者が見つからないとの課題もだされている。
- 「お元気ですか」コールについて
「お元気ですか」コールは、80歳以上、「ありがとう」祝い等を含め、ほぼすべての支部協等で実施されている。健康状態等近況確認把握がされている。課題としている固定電話にかけても「出ない」に対し、事前に支部協等ニュースで周知してから対応しているとの報告がある。また、携帯電話での対応も報告されている。
3.会と女性会員の関わり方と女性活動の活性化に向けた取り組み
各支部協等とも女性会員入会数が減少している中、支部協、地区協等の女性役員を増やそうとしていることが伺える。そうした中で、お茶、キルト、女性の集いなど女性主体の活動が実施されている。課題として、親の介護、孫の面倒などで女性役員のなり手不足が出されている。
4.会員の高齢化に対する課題について
全国的に新会員の入会数が少なく、高齢化が進み死亡脱退、任意脱退が増え会員数が減少している。こうしたことに対し、以下の意見出された。
- 地方の地区協では、その傾向が強く地区協の組織統合も検討している。
- 大都市圏支部協の会員拡大も、対象者の半分程度しか入会しない状況。
- 加入率低下の要因の一つとして、対面説明会の少なさや現職時代に会社施策に対する労組への悪いイメージがあるのではないかとの指摘がある。
- 新入会員には、歓迎会を実施し役員就任へアプローチしている。
- 会員の高齢化に伴い、行事、レク等は、参加者の移動距離を考慮し地域主体での実施を検討している。
5.特徴的な意見
- 役員の後継・なり手不足問題は、「会」に入会しても家庭の事情や働き続ける会員が多い中で、支部協役員との信頼関係を生かしての対応が必要。
- 役員経験10年や77歳、75歳が役員交代となっている組織では、規約改正が今後の課題となっている。
- 全国交流集会参加者へ、各支部協における地区協設置の有・無、会員数などの基本情報を周知すべき。
- 「会」加入率上昇へ向け、退職者の会のレク、サークル、ボランティア活動等の加入メリットをもっと現職組合員へ情報発信すべき。