2023年7月18日
第3分散会報告
第3分散会は、支部協副会長(1名)事務局次長(1名)幹事(7名)、地区協会長(1名)副会長(1名)事務局長(2名)幹事(1名)、ブロック副事務局長(1名)の15名と、上野・高橋副会長、太古前職員の18名で活発な討議を行った。
初めに上野副会長より、分散会における討議テーマについて説明の後、全員から報告をうけた。
特徴的な意見は以下の通り。
1.コロナ禍において、レク・サークル活動の現状とコロナ禍において会と会員とのコミュニケーションの活性化するために工夫した取り組み
- コロナ禍においては、レク・サークル活動は自粛されていたが、収束傾向となった今年度からグランドゴルフなどの屋外活動が始まり、徐々にカラオケなどの屋内での活動も再開され、旅行の実施など通常に戻りつつある。
- レク・サークル活動は地区協が主体で実施されている。
- レク・サークル活動への参加者拡大に向けて、新会員への説明会やチラシ作成などの工夫した取り組みがされている。
2.会と女性会員の関わり方と女性活動の活性化に向けた取り組み
- 女性だけのサークルも多い。
- 女性役員の登用には、まず仲間作りからスタートし、活動を通して役員探しをしているところもある。
- 女性活動の活性化の難しさの報告も多くあった。
3.会の高齢化に対応した課題と対応について
- 年齢に関わらず独居会員対策の必要性があるとの指摘が多く出された。
- お元気ですかコールや訪問は、多くの支部協で実施されている。
- 会と会員のつながりを維持するため、絵手紙、暑中見舞い、寒中見舞い等工夫した取り組みが行われている。
- 高齢者を狙った詐欺などの犯罪が多いことから、直接電話に出ないケースが多くあり、コンタクトが取りにくい状況にある。
- 転居先不明や施設入所者も多く、行方不明者も多い。
報告に対して上野副会長からは、
- コロナ禍の中、機関紙の増発やお元気ですかコール等の取り組みにご苦労されたと思う。
- 施設入居者も会員であることに変わりはないので、会うことは難しいが、手紙などは届くので、孤立化させないための取り組みとして何ができるか、考えていく必要がある。
- 年齢にかかわらず独居会員対策は必要である。
- 女性対策は仲間づくりが大切だが、同時に目標と意識を持って対応しないと増えていかない。女性の参加は会の活性化につながっているので大切である。
- 新会員の年齢が高くなっており、役員の高齢化につながるので若い世代へのアプローチなどが必要である。
その後、フリーディスカッションを行い、意見は以下の通り。
- 自分が役員になったのは役員から説得されてだが、役員になって色々な活動を通して役員の苦労もわかり会の活動も理解できるようになった。役員探しには、役員活動の魅力づくりとそれを伝えることが必要である。
- 緊急連絡先の取り組みについての意見も多くあり、訪問時での聞き取りの難しさや、連絡先の承認が必要となるため拒否されることも多いとの意見が多くあった。また、連絡先が同居者である場合も多く取り組みの難しさを指摘する意見もが多く出された。
- 電通共済生協の生命共済は、掛金が年令群団となっており、高齢者の負担が高い。制度見直しはできないか。
- 会員死亡後も家族との関わりを繋げる活動が必要ではないか。N労新聞の継続発送などはできないか。つながりが無くなってしまう事が残念に思うし、選挙等でも役立つと思う。
- 現役の組合活動や選挙活動への意見も多く、会頼みの選挙活動や、立憲支持者の減少、連合の指導力への不満の声が出された。組合活動では、職場役員の苦労が見えていることから本部の指導性の強化を求める意見も多く出された。
上野副会長は、
- 生命共済の見直しは、現役世代の掛け金を上げないと難しい問題があるが、先般の拡大支部代表者会議でも意見提起がなされ、生協としても認識しているとの見解が示されている。
- 役員探しには、会や役員がやっていることを伝えていくことが必要である。先導役になっていただきたい。
- 支部協独自の緊急連絡先の取り組みは知っているが、災害時にデータが紛失するなどリスクがあり、バックアップをとっている生協システムにデータに入れることで災害時への対応が可能となることから実施することとした。データ収集にあたっては、取り組みをバックアップする立場から新聞への掲載等事前周知にも取り組みたい。
- 連合運動自体の求心力が低下しており、それを構成する産別や単組自身がどう求心力を高めていくかが課題。このような中で退職者の会が活動を行なっているので大変だが、引き続き、努力していく必要がある。