北海道・東北ブロック会議は、4月5日~6日、函館・湯の川温泉・花びしホテルで開催された。
中央協からは、石原会長、高石・上野・高見副会長、定居事務局次長、柳瀬監事の6人が参加した。
支部協からは、北海道・青森・秋田・岩手・宮城・福島・山形支部協の会長、事務局長と、東北各県のオブ参加者、NTT労組からは、北海道総支部、福祉団体からは、電通共済生協、きらら保険サービス、労連共済本部、ライフアシストが参加した。
会議は、高石副会長を座長に選出して始まった。
中央協を代表して石原会長が挨拶した。(内容は、中国・四国ブロック会議と同様であり、トピックス参照)
続いて、浪岡NTT労組北海道総支部支部執委員長は、「2017年春闘は、月例賃金平均1400円の改善を勝ち取った。非正規労働者へは、地域ごとの賃金水準であり、一律はなじまないとする会社側からの強い壁があり、フルタイムの非正規労働者に対して、食券補助を廃止して、形を変えて月例の手当化を勝ち取り、大きな成果を上げた。夏の大会は基軸大会であり、人事委員会が始まり、新しい体制を確立していく。」と述べた。
その後、自己紹介が行われ、福祉団体からは、加藤電通共済生協理事長、田中労連共済本部業務管理部長、高橋きらら保険サービス常務取締役が挨拶した。
続いて、竹山電通共済生協北海道ブロック推進部長より、生協の退職組合員の利用促進に向けた訴求ポイントの説明、萱沼きらら保険営業企画部営業企画部長より、退職者の会のがん保険、医療保険の加入状況と給付実績、最新のがん保険の上乗せについて説明がなされた。
一旦休憩後、上野副会長が討議に向けた資料を説明。特に、今回、女性の参加を焦点に男女平等の現状に触れ、女性の参加状況等の実態把握と今後の対策の必要性について説明した。
女性の参加課題については、「6月に地区協の女性を初めて集めてみようと考えており、よければ広げたい。(宮城)、地区協の女性役員は24%。独自な催しは、おひな様の飾り付け、ひな祭り、老人施設への訪問、パッチワークやタオルの寄付などだ。(岩手)、次長を2名体制にして1名を女性にした。中々引き込むことは難しい。職場のつながりで誘っている。(山形)、福島では、あずま会が女性活動の中心となっている。退職者の会でも電友会でもないもので、それぞれダブル加盟している。そこでは、ハイキングが各種教室など実施している。整理するなら三者協議で。役員の位置づけは、地区協毎にバラバラであり、地域の連絡委員を配置している。(福島)、役員が少ないのは婦人会議の時代からだ。新しい試みを叫ぶが、体力的なこともあり、大変だとの思いだ。(秋田)、女性は31%だが、幹事では42.9%、地区の女性会長はいない。(青森)、札幌の地区協は、副会長は女性が1名、6つの専門委員会をつくっているが、2つは女性がリーダー。役員は、女性は中々受けてもらえない。(北海道)。退職者の会、県協議会、地区協に女性役員がいるところは大事にしなければならないが、女性が協力していれればよい。サークルやレクは、圧倒的に女性が多い。(青森)」との意見が出された。
これに対し、「中央協からは、サークルは固定化しがちだが、新しい人を集めるには新しい核をつくる必要がある。居住地における人とのつながりが必要であり、地区協、地域によって区々だが、それぞれのところで女性の参加を求めていくことが退職者の会の活性化にもつながる。」と述べた。
会員の組織拡大については、各支部協とも現役の分会とも連携を取りつつ行っており、申込書も印鑑や通帳を事前に準備させ、その場で書いてもらっているところか多く、高い加入率につながっている。との報告が行われたが、出向管理者については把握できないとの意見が出された。
それに対し、生協からは、「退職者リストについては、組合員と管理者のリストをつくって出している。ただし、AAA管理者は、生協では把握できず、ユアサポートが把握している。」と述べた。
災害時の安否確認については、「実質的にはグループ連絡会とやっていないが、マグネットをつくり、昨年から配っている。1地区協で電話連絡による安否確認ができた。(宮城)見守り会員(80歳以上の一人暮らし、80歳以下でも健康を害している、施設入所・新聞不要、後見人を設定している、認知症)に対し、年1回以上会報を手配りし、元気確認をする。マグネットを配ったことにより、施設に入る時などに連絡が増えた。災害予知を周知している。(山形)、携帯が有効であり、登録を進めている。会員の動向調査について、メンテナンスか重要だが、生協システムで一覧などできないか(福島)、6~7月に安否確認の連絡票を作って配るが、戻り率が低いのが予想される。腰を落ち着けて取り組む。(青森)」との意見が出された。
これに対し、中央協から「現職は職場が軸だが、退職者の会は、居住地であり、災害が発生した時の対応に違いはある。退職者の会として、安否確認、第二連絡先などできることからやろうということで、積みあがってきている。生協が第二連絡先を入れるようにしたが、今後、どういう運用をするか、積み重ねていかないとできない。いざという時に会員から支部協へ連絡する体制をつくって欲しい」と述べた。
このあと、退職者の支援施策としての電電記念日の結論の経過、複数個所での担保や運営方法などについて、青森、福島、岩手支部協から意見が出された。中央協からは、これまでの経過を説明するとともに、「やり方については、地域の取り組みを重視して取り組んで欲しい。」と述べた。
二日目は、参議院選挙の総括について論議が行われた。