情報労連「2026北方領土返還要求平和行動IN根室」は、9月5日(土)~6日(日)の2日間、加盟組合から約90人が結集し、北方領土返還に向けた学習会と「連合・北方領土返還要求!2026平和ノサップ集会」への参加行動が展開された。退職者の会からは、福島県支部協・鈴木副会長、埼玉県支部協・菅野副会長、島根県支部協・桐田事務局長、中央協・髙見副会長の4名が参加した。
1日目・5日
1.
1日目は釧路市内において「情報労連平和学習会」が開催され、冒頭、主催者を代表して北野中央執行委員長は、「①日本がポツダム宣言を受諾し、戦争が終わった後も、旧ソ連軍は北方領土や南樺太へ侵攻し、北方領土をはじめ、樺太・真岡郵便局で犠牲となった電話交換手「9人の乙女」の悲劇や小笠丸をはじめとする引き揚げ・三隻の殉難など多くの一般人が犠牲になった、②国際情勢は不安定化が進み、『対立と分断』が深まっている状況を背景に、現政権が、戦後日本が平和主義を基調として積み重ねてきた安全保障政策を大きく転換している、③プーチン大統領が択捉島を初めて訪問し、北方領土問題の現状が一層厳しさを増していることに触れ、引き続き、地域の皆さんの思いに寄り添い、全国の仲間とともに、平和的解決を求める声を広げていきたい」と述べた。
2.
続いて、地元協議会を代表して北海道協議会・萩原議長は、「本行動で学んだこと、感じたことを皆さんのものだけにせず、職場や家庭、地域で伝え、広げていただきたい。このことが、情報労連『創り育てる平和』につながっていく」と挨拶した。
3.
学習会ではまず、北海道協議会・中川事務局次長から、戦前・戦後の領土問題や北方領土問題の今後の課題と取り組み、また当時日本の領土であった南樺太・真岡郵便局で起きた悲惨な事件や樺太からの引き揚げ船三隻の殉難などについて学んだ。
続いて、「後継者としての四島(しま)への想い」と題し、「千島歯舞諸島居住者連盟」の堀江則男氏より、北方領土が不法に占拠された経緯や当時の過酷な状況、元居住者とその家族の想いなどについて講演を受けた。
4.
その後、「ワークショップ」を行い、ここまでの学習内容をクイズ形式で確認した。
学習会の最後には、情報労連平和四行動をつなぐピースフラッグを、萩原議長から次の平和行動の開催地である沖縄へとリレーし、フラッグを受け取った沖縄県協議会・金城議長は、「2026年情報労連平和四行動の締めくくりとなるピースフラッグを受け取り、2027年の平和行動へしっかりつなげていく」との決意を述べた。
2日目・6日
5.
2日目は、根室市にある本土最東端・納沙布岬にて開催される、「連合2026平和ノサップ集会」に参加した。主催者を代表して、連合・神保事務局長は、「ロシアは、日本政府のウクライナ侵攻に対する制裁措置に反発し、日ロ平和条約締結交渉および『ビザなし交流』等の中断等を一方的に表明して以後、再開の目途が立たぬままである。ロシアのプーチン大統領の択捉島訪問と合わせ、ロシアの動きに強く抗議するとともに、北方四島の一括返還と日ロ平和条約の締結に向けた外交努力の重要性を一層強く訴えていかなければならない」と力強く挨拶した。
6.
続いて、地元挨拶として、連合北海道・須間会長は、「ロシアによる北方四島が実行支配された経緯は日本国内でもあまり伝わっていない。参加者には、この悲劇を認識してもらい、元島民の悲願である北方領土早期返還に向け、取り組みを仲間に伝え、次の世代につなげよう」と訴えた。
7.
引き続き、国後島出身の古林貞夫氏による「元島民の訴え」、連合島根からの竹島問題の特別報告があり、連合北海道・須間会長から連合沖縄・平良事務局長への平和旗「ピースフラッグ」のリレーが行われた。
最後に、「集会アピール」の採択を行った後、連合北海道釧根地協・淺野会長の先唱による力強い団結ガンバローを参加者全員で行い、本集会を終了した。
8.
集会終了後、情報労連参加者による「まとめ集会」では、中央本部田中総合組織局部長から、行動まとめとして、「情報労連平和アピール~創り育てる平和を未来へ~」を、参加者全員で確認し、「2026北方領土返還要求平和IN根室」の全日程を終了した。
なお、釧路-根室間を移動するバス車中において、色丹島に暮らす一家が戦後に体験した過酷な運命を描いたアニメーション映画「ジョバンニの島」とソ連の樺太侵攻がもたらした戦禍を映す「樺太1945年夏 氷雪の門」を視聴し、北方領土問題の実相、樺太真岡郵便局において犠牲となった電話交換手「9人の乙女」の悲劇への理解を深めた。
2026平和ノサップ集会
学習会(北方領土問題)
ピースリレー


