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NTT労働組合退職者の会

トピックス

2026年9月3日
「2026広島ピースフォーラム」について

情報労連「広島ピースフォーラム2026」は、8月4日~6日の3日間、広島市で全国から約150名が参加し開催された。
退職者の会からは、中央協議会の本橋副会長、山形県支部協議会の深山副会長、東京支部協議会の早坂副会長、静岡県支部協議会の夏目副会長の4名が参加、またオブ参加として千葉県支部協議会2名、大阪支部協議会2名、兵庫県支部協議会2名の6名と地元広島県支部協議会が参加し平和行動を展開した。

1日目・4日

1.

一日目は13時30分から「ワークピア広島」にて、情報労連の「広島ピースフォーラム2026」が開会された。はじめに黙祷を捧げた後、主催者を代表し、情報労連浦副中央執行委員長から、7月28日に発災した熊本地震で亡くなられた方への哀悼と被災者へのお見舞いを述べ、情報労連として安全確保と被害把握、九州ブロックとの連携を続けていくと報告したうえで、原爆投下から8年を迎えるにあたり、広島で奪われた14万人の命、被爆者が背負った深い苦しみと差別を忘れてはならないと強調。世界では核兵器が増加し、ロシア・北朝鮮・米国などによる核依存が強まる中、NPT再検討会議も合意に至らず危機感が高まっていると指摘。被爆者の高齢化が進む中、原爆の実相をどう継承するかが問われており、労働組合の平和運動の重要性を強調。広島を含む各地で平和行動を進めていることを紹介。参加者には「学びを歴史の出来事として終わらせず、自分事として捉え、家族や仲間に伝える、署名に参加する、選挙で意思を示すなど、一人ひとりの行動が平和をつくる力になる」と挨拶した。

2.

次に、導入学習としてNTT労組広島原爆被爆者・二世協議会の洲濵会長から、二世協議会の取り組みや長きにわたり後遺症や差別に苦しんだ被爆者のこと。今年5月のNPT再検討会議では3回連続で日本の提案が採択されず、課題の見直しを急ぐべきと述べ、取り組みの本質は「発信し続けること」で、SNSなどを通じて今回の学びや感じたことを広く共有してほしいと呼びかけた。

3.

続いて、広島県原爆被害者団体協議会・被爆を語り継ぐ会の上野勢以子氏(被爆二世)から「原爆では多くの人が黒焦げになり身元が分からないまま亡くなり、行方不明者も多数出た。母も8月3日に外出したまま帰らず、どこで死んだか分からないままである。そのため墓参りは7万人の遺骨が納められた供養塔である。放射線は目に見えず、体内で細胞を壊し、10年後・20年後に病気として現れる。被爆者は『体に時限爆弾を飲み込んだようだ』」と語った。また「アメリカは戦後すぐに被爆者の影響を調べるためABCC(原爆傷害調査委員会)を設立した。拒否すれば軍法会議と言われるほど強制的だった」などと語った。その後、ピースボート国際コーディネーターの松村真澄氏による特別講演があり、「核兵器絶滅をあきらめない~不安な時代を生きながら~」をテーマに「国際情勢が厳しい中、核兵器も戦争もない世界を求めるため、政治への働きかけと市民の働きかけの両方が必要である」と呼びかけた。

4.

最後に基町ビル、比治山ビル、袋町ビルの3会場にて慰霊式が行われた。退職者の会からの参加者は基町ビルに移動し慰霊式に参加した。まず参加者全員による黙祷、献花、献水を行い、また退職者の会からは千羽鶴を捧げ戦争・原爆の犠牲となった電気通信労働者の先輩方のご冥福を祈った。

2日目・5日

5.

二日目の午前中は、慰霊碑等を巡る「平和記念公園ピースウォーク」として、原爆死没者慰霊碑、韓国人犠牲者慰霊碑、原爆供養塔、原爆ドーム等を巡り、広島平和記念資料館を見学し原爆の恐ろしさを感じた。午後は「被爆建物ウォーク」として、御幸橋、陸軍被服支廠、日赤病院、NTT十日市ビル、広島城(大本営・防空作戦室)等を巡った。その後、16時から「連合2026平和ヒロシマ集会」に参加した。全員の黙祷の後、芳野連合会長、大野連合広島会長、来賓あいさつの後、切明千枝子(きりあけ ちえこ)氏(96歳)からの被爆体験証言として女学生だった15歳当時の広島での生活や被爆当時の生々しい話があり「今でも広島の土の下には遺骨が残されている。『踏んづけてごめんなさい』と思い歩いてほしい」と語った。その後、原爆ドームに移動し、「連合・原爆死没者慰霊式」に参加し、黙祷、献花を行い、犠牲となられた方々のご冥福を祈った。

3日目・6日

6.

最終日は「ワークピア広島」にて、8時からのNHK「広島平和記念式典」の放送を観ながら原爆が投下された8時15分に黙祷を捧げ、参加者全員による被爆体験記の朗読を行った。続いて、パネル展を見学した後、「まとめ集会」が開催された。情報労連本部山﨑政策局長は情報労連の平和行動は参加者一人ひとりの組合活動が支えていると強調。地元実行委員会と全国スタッフの努力にねぎらいを伝え、広島での学びや経験をぜひ家族や職場に共有してほしいと呼びかけた。最後に広島で感じた平和への思いを結集し、核兵器廃絶と恒久平和への取り組みを続けようと締めくくった。また今回のフォーラムには組織内「石橋みちひろ」参議院議員、準組織内「森本しんじ」参議院議員が駆けつけ、皆さんの代表として、核兵器廃絶と恒久平和に国会で対応していくと訴えた。加えて第28回参議院議員選挙における組織内予定候補(比例代表)「鈴木よしとも」君も駆けつけ、平和に対する思いと連帯のあいさつがあった。その後、情報労連平和四行動をつなぐピースリレーとして「広島ピースフォーラム2026」から「2026長崎平和フォーラム」を実施する長崎県協 櫻井事務局長へピースフラッグが手渡された。最後に核兵器廃絶ならびに世界の恒久平和に向けた取り組みを誓う「情報労連・平和アピール-『創り育てる平和』を未来へ-」を全員の拍手で採択し三日間の全日程を終了した。
広島での学びは、戦争の愚かさと核兵器の恐ろしさを改めて胸に刻む時間となった。焼け落ちた街や家族を失った人々の姿は「二度と過ちを繰り返してはならない」と私たちに強く訴えている。広島で感じた思いを忘れず、核兵器のない世界、戦争のない世界へ向けた行動が必要と感じた。


ワークピア広島
連合2026平和ヒロシマ集会
ワークピア広島・写真展示

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