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NTT労働組合退職者の会

トピックス

2024年9月10日
情報労連「広島ピースフォーラム2024」参加報告

情報労連「広島ピースフォーラム2024」は、8月4日~6日の期間開催され、全国から約100名が被爆地ヒロシマに結集した。
退職者の会としては、中央協から森嶋会長、小宮副会長、群馬支部協坂亀地区協幹事、石川支部協宮崎副会長、徳島支部協齋藤幹事の5名、オブとして千葉支部協3名、大阪支部協5名の計13名と地元広島支部協が参加した。

一日目・4日

初日は13時より、ワークピア広島において「広島ピースフォーラム2024」が開会された。
主催者を代表して情報労連春川副委員長から、「戦後79年が経ち被爆者の高齢化が進む中で、原爆の恐ろしさや戦争の悲惨をどのように語り継ぐか、核兵器廃絶の取り組みをどう継承するかが課題だ。」と述べ、本来、核兵器廃絶運動の旗手となるべき日本政府が、会議にさえ参加しない事を厳しく非難するとともに、「平和を実現するためには、一人ひとりが自分の事ととらえ、意思を示し行動しなければならない。創り育てる平和の実践のために、この3日間の経験を各地域の皆さんに伝えて欲しい。そして核廃絶と世界の恒久平和の声を次代へ繋いでいこう」とのあいさつがあった。
続いて会場に駆けつけた地元の「森本しんじ」参議院議員、ビデオ参加ではあったが、組織内・吉川さおり参議院議員より、それぞれ核兵器廃絶をはじめとする平和活動、政治活動に全力で取り組む決意が示された。
その後、導入学習が行われ、NTT労組広島原爆被爆者二世協議会より、原爆投下直後に撮影された、御幸橋周辺の写真を基にして再現されたCGにより、当時の状況について説明があり、被災直後の状況がよりリアルに感じられ、その悲惨さに息をのんだ。
次に被爆体験者の証言として、「広島県原爆被爆者団体協議会・被ばくを語り継ぐ会」の桒本(くわもと)さんより、被爆当時の悲惨な広島の状況、その後の被爆者の苦しみ等を聞き、戦争・原爆の悲惨さを再認識するとともに、平和の大切さを痛感した。
また、特別講演としてピースボート国際コーディネーターの渡辺さんより、「核兵器はなくせる~そのために私たちができること~」と題し、「ヒバクシャ地球一周~証言の公開(おリづるプロジェクト)」で、被爆者の証言通訳を担当しつつ、世界30ヶ国以上の国での活動について講演があり、核兵器をなくすために今私たちが何をできるか考えさせられた。
一日目の最後に市内3ヶ所(袋町ビル・基町ビル・比治山ビル)に分かれ、それぞれの慰霊式に参加した。
私たちの班は基町ビルの慰霊式に参加し、黙とう・持参した水を献水するとともに、大阪支部協と千葉支部協より千羽鶴を捧げ、犠牲になられた電気通信労働者の先輩方のご冥福をお祈りし、平和への思いを新たにした。

二日目・5日

二日目は、朝8時30分にホテルを出発し、午前中は「平和公園ピースウォーク」として、原爆死没者慰霊碑→韓国人犠牲者慰霊碑→原爆供養塔→相生橋→原爆ドーム→動員学徒慰霊碑→爆心地(島病院)→原爆の子の像→教師と子供の像を巡った。
広島平和記念資料館を見学の後、午後は「被爆建物ウォーク」として、御幸橋→被服支廠→日赤病院→NTT十日町ビル→広島城→旧日本銀行広島支店→福路町小学校、を巡った後、「連合2024平和ヒロシマ集会」へ参加した。
「連合2024平和ヒロシマ集会」では、連合本部芳野会長、連合広島大野会長より、核兵器廃絶に向けて取り組む決意が述べられた。
その後、平和公園に移動し、原爆ドーム前で行われた「連合・原爆死没者慰霊式」に参加し、黙とう・献花を行い、原爆の犠牲になられた方々のご冥福をお祈りした。

三日目・6日

三日目は、午前8時よりワークピア広島で、広島平和記念式典に映像で参加し、原爆が投下時刻の午前8時15分に参加者全員で黙とうを捧げた。
その後、参加者全員による原爆詩、被爆体験記朗読、パネル展の見学等の後、まとめ集会を開催した。
中央本部小田嶋運動推進局長より、「平和を創り育てるためには、一人ひとりが行動することが不可欠である。本フォーラムで学び感じたことを、周囲に伝える具体的な行動をお願いする」とのあいさつがあった。
次に組織内・石橋みちひろ参議院議員より、「平和を守り次世代につないでいく運動にこれからも全力で取り組んでいく」とのあいさつがあった。
その後、情報労連平和四行動をつなぐピースリレーとして「2024沖縄ピースすて~じ」から「広島ピースフォーラム2024」へとリレーされたピースフラッグが「長崎平和フォーラム」を実施する長崎県協へと手渡された。
最後に核兵器廃絶並びに世界の恒久平和に向けた取り組みを誓う「広島アピール」を採択し3日間の行動を終了した。

十数年ぶりに広島の平和行動に参加し、暑い中ではあったが、現地情報労連広島県協議会・全国スタッフの皆さんのご努力により、無事日程を終了することができたことに感謝したい。
また、退職者の会として参加された各支部協の皆さん、大変お疲れさまでした。そしてお世話いただいた、現地広島支部協の皆さんに心から感謝いたします。
参加された皆さんには、是非この経験を今後の支部協の活動に活かしていただければと思います。

報告者:退職者の会中央協小宮副会長


フォーラム会場において、退職者の会参加者全員

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