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NTT労働組合退職者の会

トピックス

2024年5月17日
2023年度東海・北陸ブロック会議模様

東海・北陸ブロック会議は3月26日~27日、三重県津市津センターパレスで開催された。支部協からは、富山、石川、福井、静岡、愛知、岐阜、三重の7支部協13名が参加。中央協からは、本橋・高橋副会長、川辺事務局長、水野監事、後藤事務局次長の5名が参加した。また、岩坂NTT労組東海総支部委員長、福祉事業体から、電通共済生協、労連共済本部、きらら保険サービス、ライフアシストが参加し、総勢26名となった。

1日目

会議は、中央協高橋副会長を座長に選出し、能登半島地震で亡くなられた退職者の会会員、家族へ黙とうをささげた後、開始した。
初めに中央協を代表し、本橋副会長が挨拶。能登半島地震では新年早々、石川・富山・新潟支部協での安否確認など懸命な取り組みに感謝と、各支部協には被災者支援カンパへの協力のお礼を述べ、中央協からの提起に対する積極的な論議をお願いし挨拶とした。
続いて、岩坂NTT労組東海総支部委員長は、能登半島地震の状況、春闘報告、NTT法の見直し、西日本の個人情報漏洩問題、政治課題について述べ挨拶とした。
その後、参加者全員の自己紹介が行われた。
引き続き、各福祉事業体の挨拶、問題提起が行われた。電通共済生協・野田理事長は、能登半島地震の共済請求状況、自然災害共済の状況、自家共済の継続等について報告し挨拶とし、労連共済本部、きらら保険サービス、ライフアシストが続いて挨拶を行った。
次に、石川県支部協川口会長より、能登半島地震安否確認等の取り組みについて報告を行った。川口会長は、「①被害の大きかった能登地方は全体的に高齢者が多く住む地域で現役はほとんどいない。また元旦で家族が集まっていたことなどが特徴である。②珠洲地方では昨年の5月にも大きな地震があり、半年に2回も被害にあった。さらに原発の計画もあったが凍結。志賀町にある原発も現在は運転中止中。③避難計画で訓練などもやっていたようだが、道路は損壊し海は海岸隆起で船も近づけない状況だった。④安否確認では、電話に出ない会員が多く、各地域の班長さんには大変苦労をいただいた。様々な人脈や会員宅訪問、避難所での会員同士での確認もあったが一番有効だったのは携帯電話のショートメールで99%の返信があった。⑤被災状況は全壊や半壊など多くあった。津波での被害、海岸の隆起、地盤の隆起、液状化などによるものもあったが、幸いにも火災被害はなかった。生活関連では土砂崩れ、道路の損壊などで支援が届かない事や停電や断水で厳しい環境下に長期間置かれた。⑥会員への支援物資は現役中心で行い、トラックで水やブルーシートなどを運んだ。⑦共済関係では今でも毎日2~3件の問い合わせがある。現在は審査が終わり内容を精査中。⑧復旧や復興はまだその段階ではないが記録を残して置きたい。機関紙で特集号を作りたい。」と述べた。
その後、中央協より5点の提起と、支部協より活動報告(資料)を行い、1日目を終了した。

2日目

中央協提起への質疑

(1)第50回衆議院議員選挙および第27回参議院議員選挙への取り組みについて

愛知

参議院選の厳しい状況の認識は合う。現役の組織人員構成が従前と変化しつつある中、現役がどうかと言うような意見が出ないよう議論をし、戦える体制を作ってほしい。本人が今回は厳しいとの認識で先頭に立って動いてほしいと言うことを伝えてほしい。

福井

4選目でも厳しい。名前が知られているといいつつ新人の時のような気持ちでやらないとだめだ。現役では春闘結果の影響が心配。ジェンダー推進フォーラムの取り組みは、全国から女性を集めてやりましょうだけでは女性パワーを結集するとは思えない。現役の女性組合員へのひろがりが必要。

三重

自民党の不祥事が続いても国民へ広がっていかない。マスコミの問題もあるが連合も動かない。このような状況が問題。連合が旗を振り今の政治がどういうものなのか知らせるべき。若い人はこれでいいのか。政権交代に向け健全な政治状況を作ることが必要。現役の動きが引き金になるよう望む。

静岡

現役の居住者の多いところの獲得票数は、特に首都圏といわれるところはガクンと落ちている。現役は前回、一人一人電話対応をしたというが、職場でいくら話しても票にならない。どのような方法で個別訪問を徹底するのか、細かくやらないと票にはならない。

石川

能登地方は、昔、組織内の地方議員が多くいた所で票が固いところだが、廻ってみると会員はみな高齢者になり投票にいけるのかと感じるほど厳しい。現役に動きが感じられない。

中央協

  1. 吉川は、国会会期中は首都圏中心に廻り、国会終了後は全国を廻る。本人にも伝えてある。本人が会員・組合員に直接、政策を訴えることが一番。そのことを念頭に組織対応をする。
  2. ジェンダーフォーラムは、中央でやったことを参考に地域で現役を巻き込んで一緒に工夫し取り組んでほしい。
  3. 四期目で名前も忘れているかもしれないので、再度機関紙などで周知を徹底してほしい。
  4. 自民党の裏金問題については連合も動かない。連合と一緒にできる取り組みだと思う。
  5. 静岡居住で東京通勤組合員対策は、NTT労組本部へ意見を伝える。現役は、職場での対応が中心になる。そういう中でキッチリ組織を作って県域の中で地域に合った選挙対策が必要。
  6. 高齢会員対策は支部協内で工夫して取り組んでもらいたい。

中央協・後藤事務局次長(NTT労組中央執行委員)

  1. 春闘の結果については、実際中央闘争委員会は頑張ったのだが組合員には見えていない。中間総括は厳しいものになる。これから大会に向けてしっかり説明し納得するよう取り組みたい。その活動をとおして、選挙につなげたい。
  2. 首都圏やフレージに課題があるので、そこを重点的に取り組みたい。
  3. 組合員へのアプローチは政治担当者会議などで具体策を決めたい。今回の皆さんの意見は持ち帰りたい。

(2)緊急連絡先情報の登録について

福井

現役のスキル者の協力を得て早く登録できた。郵送で70%が返り、再度のお願いで85%の回答となった。なお、個人情報保護等の理由で拒否が5%あり、これを含めると回答率は90%となった。

三重

共済未加入者のリストも必要。また、運用する場合はどうするのか。

中央協

  1. スキル者のいる・いないで差ができるが、そのため出来るだけ登録作業が簡素化できるよう関数などを入れたリストを送ったのでご理解願いたい。
  2. 送付したリストには、生協の未加入者も含まれている。また、実際災害が発生した場合の運用は、まず当該支部協の役員が行い、その次が当該の現役組織と考えている。

(3)「能登半島地震カンパ金集約状況」(4)「アピール21加入状況報告」(5)「ジェンダー平等推進フォーラムの開催について」

質問・意見等なし。

その他

福井

「ありがとう」ののし袋の差出人に「退職者の会」と記載してほしい。

中央協

封筒の中には「あいさつ文」も入っており、それにはNTT労組委員長名と退職者の会会長名が記載されている。のし袋への記載は文字数に制限があるが検討したい。

以上の論議を行った後、会議を終了した。


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