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NTT労働組合退職者の会

トピックス

2024年5月17日
2023年度北海道・東北ブロック会議模様

北海道・東北ブロック会議は、4月10日~11日、山形市内ホテルメトロポリタン山形で開催された。
支部協は、北海道、青森、秋田、山形、岩手、宮城、福島の各支部会長・事務局長など18名。中央協からは、本橋・高橋副会長、川辺事務局長、山田監事。堀井NTT労組東北総支部委員長、福祉団体から8名が参加し、総勢31名となった。

会議は、高橋副会長を座長に選出し開始。初めに中央協議会を代表し本橋副会長が、能登半島地震についてお見舞いと緊急支援カンパ活動で、退職者の会として約5000万円を集約した、協力に感謝する。政治課題では「吉川さおり」議員の必勝に向けて、各支部協の絶大なるご協力をお願いする。等と挨拶した。
続いて挨拶した堀井東北総支部委員長は、東北総支部の特徴的な取り組みとして若手の人材育成に力を傾注し取り組んでいることや、東北総支部全体では、現役よりも退職者の会員が圧倒的に多く、今後とも、現・退一致の活動をお願いする。と述べた。
その後、参加者全員で自己紹介を行い、福祉事業体からは挨拶と問題提起を行った。初めに、電通共済生協・野田理事長より、能登半島地震の被害受付状況、支払い状況および今後想定される首都圏直下型地震、南海トラフ地震等の自然災害への備えの重要性について報告と挨拶があり、続いて労連共済本部、きらら保険、ライフアシストが挨拶を行った。
次に、中央協から5点の提起と、支部協報告(別紙)を行い、1日目終了した。

2日目

初めに、支部協報告に対して、中央協よりコメントを述べた。

中央協

  1. 女性会員の会活動への参加参画について:支部協、地区協の女性幹事等の役員割合は多くなってきているが、女性が活動の主体を担い、多くの女性会員が参加参画する取り組みはについて、模索中や今後の課題とする支部協が多い。人口の約半分は女性であり、女性の視点を取り入れた「会」活動に取り組んでほしい。
  2. 役員の確保課題について:組織的に取り組むことは難しいので人間関係の中で対応をお願いしたい。
  3. 会員の高齢化でレク等の在り方について:会員の平均年齢が毎年上昇しており、支部協主催から移動距離が短い地区協等主催のレクに変化している支部協が増加している。
  4. 物価高騰による支部協諸活動の経費負担増への支援について:中央協は、NTT労組スト基金から活動への支援を受け支部協へも支援しているが、NTT労組も組合員が減少し、財政的に厳しい状況にあり、現状のまま今後ともNTT労組からの支援が推移するとは限らない。そうしたことから、活動の在り方、組織体制について論議が必要な時期にきている。

続いて、支部協報告の中で出された課題などに対して質疑応答を行った。

北海道

私たちの退職者の会は、他産別の退職者の会に比較し、財政的には非常に恵まれている状況である。しかし、近年は物価高の影響で支部協財政に占める活動経費負担割合が増えている。また、現役組合員数や会員の減少が今後とも続くと想定されることから、今後の活動の在り方を論議すべきである。

福島

  1. 新規会員数の減少で、会員の平均年齢も上がり支部協の年齢構成が高くなってきている。小規模地区協は会員数減少の一途。地区協の統合や活動の見直しを論議しなければならない。
  2. ブロック会議の運営については、活動報告は読んでもらい、的を絞って論議したほうが効果的で良いのでは?
  3. 電通共済生協の火災共済、自然災害共済の商品改定・制度改正について、内容の詳細については、支部協会長、事務局長が出席する会議で周知するべきではないか。福島は会員への共済説明や加入等について地区協主体で取り組んでおり、遺族会員も増えている。

岩手

  1. 会員数が減少し地区協統廃合の議論もせざるを得ない。地区協がなく運営している支部協の活動を紹介してほしい。
  2. 大阪支部協主催のレクについて紹介してほしい。

山形

会員数が少ない小さな地区協は、会員同士の絆が強くそれなりの良さがある。中央協は地区協の統廃合を考えているのか?

青森

今後の会員数の減少、NTT労組からの支援の厳しさ等を踏まえると、財政の逼迫は想像以上に早く大きいと認識する。県協段階では小規模地区協の統合などを議論しているが、それ以上に退職者の会の運動そのものの議論が必要になっているのではとも思う。「退職者の会は、共済の相談・手続き等の対応で老後の安心を。親睦やレクは近所の仲間で」との会員もいる。早い時期に、財政と運動の在り方について論議する場の設定を。

中央協

  1. 退職者総数が減少していく中で新規会員の縮小傾向と自然脱退増加に伴う会員数減少の課題として、支部協活動の在り方、地区協の組織体制の見直し、財政問題などについては、中央協も同じ認識を持っており、今後の課題として全体で論議する場を検討するが、退職者の会活動は、親睦・交流であり、「明るく・楽しく・元気よく」の基本で、先ずは支部協内で論議してほしい。
  2. 地区協の統廃合課題については、支部協内で論議し決定してほしい。
  3. 地区協組織を持たず活動をしている支部協についても、県内をブロックに分け、そのブロック内に支部協役員を複数配置し定期的にブロック内の会員と意見交換を実施して運営している。また、支部協役員ではないが県内に支部協等ニュースの手配りをする班長や、世話役を配置し支部協三役等が定期的に地域班長や世話役とのコミュニケーションを図っている支部協もある。
  4. 中央協は、火災共済、自然災害共済の商品改定・制度改正については、5月開催の拡大支部協会議の議題として扱うこととし、その前段で電通共済生協と連携し支部協説明を実施する事務連絡を発出し支部協へは周知していた。しかし、福島支部協幹事会への対応のタイミングがずれ、申し訳なかった。電通共済生協の火災共済、自然災害共済の商品改定・制度改正については、ブロック会議の議題にすべきであった。
  5. 大阪のレク等については山田監事(大阪支部協会長)から説明。*省略

第50回衆議院議員選挙および第27回参議院議員選挙質疑応答について

青森

NTT労組との認識合わせの項目として「グループ連絡会の下に体制強化を図る」であり、選挙対策本部の設置はしないと理解していいか。

北海道

第27回参議院議員選挙における選挙対策本部は設置し、現役主導のもと現役、退職者の連携について意思統一を図り取り組むべきだ。また、「吉川さおり」議員の高齢者向けに医療・年金・介護等の社会保障政策の考え方について、会員にアピールできるものを提供してもらいたい。

福島・宮城

  1. 現役役員は、選挙経験が不足している方が多く「会」と連携が思うように図れない。NTT労組本部等より分会への具体的取り組みを指導してもらいたい。
  2. 「吉川さおり」議員の名刺判の政策パンフはデータ送信ではなく印刷したものを送付してもらいたい。

中央協

  1. 中央協とNTT労組との意見交換の中では、基本として①「吉川さおり」議員が自ら全国の組織を回って自分の政策を訴える②選挙対策本部は作らないがグループ連絡会の中で獲得票数について認識を合わせる③その上で現・退の取り組みの意思統一や取り組みの途中経過の報告等を議論するための定期的な会議を実施する。等を確認した。本日の支部協の意見も踏まえ、あらためて、県域選挙対策本部の設置と具体的指導等についてNTT労組と意見交換を実施する。そのことも含め5月末の拡大支部協代表者会議で提起する。
  2. 「吉川さおり」議員の会員への政策周知については、定期的に支部協へニュース記事として配信していく。
  3. 「吉川さおり」議員の名刺大の政策パンフは印刷したものを送付する。

緊急連絡先の生協システムへの登録について

北海道

  1. 6月末で登録作業は一応の目途をつけ中央協に報告するが、会員情報を支部協で活用できる時期はいつごろか。
  2. 登録率アップに向け、情報未提出会員へ電話や訪問等による協力依頼や7000人近い会員の登録作業にも経費がかさむため、さらなる対策費の検討をしてもらいたい。

中央協

  1. 登録作業は6月末で報告してもらい、集約したものをNTT労組に送り、NTT労組では、ウインアクターシステムに入力という作業を行ない、その後生協システムに入力という事になる。この間約2カ月程度と聞いている。従って支部協が生協システムを利用できるのはそれ以降になるのではないか。
  2. さらなる対策費については持ち帰って検討する。

その他の意見等に対する質疑応答

北海道

全国交流集会参加人数は、コロナ禍で各支部協2名となっているが、コロナも規制が解除され以前のように会員数に応じての参加人数に戻してもらいたい。

中央協

全国交流集会の参加人数をコロナ以前に戻すことは検討するが、その場合相部屋になることを承知してもらいたい。来年度の拡大支部協代表者会議で提起する。


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