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NTT労働組合退職者の会

トピックス

2024年4月26日
2023年度近畿ブロック会議模様

近畿ブロック会議は、3月26日~27日、姫路市の姫路キャッスルヴィリオホテルで開催された。
中央協からは、森嶋会長、高見副会長、小宮副会長、中野副会長、山田監事の5名が参加した。
支部協からは、和歌山、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良の各道県支部協の会長、事務局長、福祉団体からは、電通共済生協、労連共催本部、きらら保険サービスが参加し総勢24名となった。
中野副会長を座長に選出し始まった。

はじめに、主催者を代表して森嶋会長が挨拶。挨拶は九州ブロック会議と同様であり、割愛するが、能登半島地震カンパに対する支援カンパ集約金額は、3月25日の時点で約4900万円を報告し、お礼を申し上げた。

続いて挨拶したNTT労組関西総支部川口委員長は「①能登半島地震へのボランティア活動は元の生活を取り戻せるよう、連合として4月末から少数での派遣となる。②昨年10月のNTT西日本個人情報流出は928万件に及んだ。1月末西会社に行政指導があり、社長は辞任した。再発防止策の具体化し、社員一人ひとりが見つめなおしていく。退職者の会の皆さんにもご迷惑をおかけした。③政治課題については現・退で近畿ブロック連絡会を今週末に開催するのでその中で十分論議し進めていく。今後も多くの取り組みのサポートをお願いする。」と述べた。

続いて、参加者の自己紹介が行なわれた。

引き続き、各事業体の挨拶、問題提起等については、九州ブロック会議と同様のため割愛。

休憩再開後、小宮副会長が①第50回衆議院選挙および第27回参議院選挙の取り組みについて②緊急連絡先の生協システムへの登録について③ジェンダー平等推進フォーラムの開催について④アピール21会員拡大報告を⑤能登半島地震の被災状況、カンパ集約状況報告を一括提起した。

中央協から提起した課題についての論議

1.会と会員とのコミュニケーション活動について

別紙のとおり、全支部協から活動報告がなされた。
その中で、今年度の具体的活動は各支部協ともコロナ前の活動が開催・予定されている。また、会員数の減少については、高齢化により死亡・脱退が増加し新規加入者数を上回っている状況が報告された。緊急連絡先登録の取り組みでは、①京都から「緊急連絡先登録の取り組み」の時期が、電通共済生協に絡む情報漏洩のお詫びのDM発送時期と重なり、生協システムへの登録に不安を抱かれた会員もおり、「緊急連絡先情報の提供」を断られるケースもあった。他のブロック会議で同様のケース等はなかったのか。支部協では、DMが送付された対象者がわからなかったこともあり、対応が後手にまわった。この時期、能登半島地震カンパの取り組みと重なったこともあり、今後の課題とされたい。②奈良と滋賀から「DMの発送については中央協から事前に連絡はあったが、会員宅へ届く直前であり、生協から各支部協へ直接連絡が欲しかった」との発言があり、生協からは「連携不足で申し訳なかった。今回の事件は12月に発覚し、1月下旬にDMを発送したが、能登半島地震のカンパの取り組みと重なってしまったことをお詫びする。情報漏洩については目線を高くしている。また、生協システムのセキュリティは高いので安心してほしい。」と回答し確認され、一日目を終了した。

二日目

2.第50回衆議院選挙および第27回参議院選挙の取り組みについて

和歌山・藤田

  1. 参議院選挙の取り組みのスケジュールを明らかにしてほしい。総会等へ吉川さおりの参加が難しいのであれば、インパクトのある後援会だよりを発行するなど工夫が必要。
  2. 高齢化が進み、投票してない人が多い。期日前投票を徹底していきたい。
  3. NTT法、電気通信法等、組織内議員は大きな貢献をしている。労使信頼関係のもと会社側は協力すべきでないか。
  4. 支持者カードは有効だが、紹介者カードは個人情報の観点からも検討してほしい。

奈良・杉本

支部協の居住者数は、退職者が現職組合員数を上回っているが、取り組みについては現職から退職者へ言ってほしい。

京都・木戸

  1. 衆議院議員選挙は、政権交代の大きなチャンスを迎えている。立憲民主党の支持率もわずかではあるが上がっているが、無党派層も増えており、野党の結束が必要な時である。然るに現状は立憲と維新で見ても100の選挙区で競合している状況にある。自公と一騎打ちの出来る野党統一候補の擁立に向けて、特に連合・立憲・国民民主は連携・努力すべきだ。政権交代の千載一遇のチャンスを活かすため、情勢分析を明確にし、適格な戦略と対応策が必要である。また、参議院選挙の取り組みでは、「石橋・参院選挙の総括」を活かした取り組み提起が十分ではない。「吉川さおり」の全国行脚の日程は速やかに調整してもらいたい。そのほか具体的な戦術として、公選法を遵守する前提で、例えばタテカン、事前ポスター等で知名度をあげる工夫も必要ではないか。
  2. 今後の課題として、参議院・組織内議員(比例代表)の「組織頼み」を改めさせ、後援会づくりなど、自らの努力の必要性など組織としても検討する必要がある。また、過去の石橋、吉川の得票数から言えることは、政策議員など地方議員の選挙区では得票率が高いことから、今後、組織内の地方議員や政策議員を増やすなど展望を持った考えも必要でないか。

中央協

取り組みのスケジュールは中央本部と合わせていく。投票日に投票行けないことを想定し期日前投票は重要であり、周知を徹底して欲しい。紹介者カードは紹介する人が減っている現状を踏まえ、取り組み方について検討していきたい。居住者数の数字は正しく現職と退職者数は逆転しているが、連携し取り組んでほしい。今後の具体的取り組みについては、第2回拡大代表者会議で明らかにしていく。組織内議員の擁立については、本人のやる気度など将来を見据え、擁立することが重要と考える。

中央協・森嶋

衆議院の解散は、自民党内は世論の声が厳しい状況で来年になることも想定され、衆参ダブル選挙も考えられるが、決まっているのは来年7月の参議院選挙。衆議院の組織内は選挙区の取り組みとなるが、吉川さおりは比例候補で全国統一で取り組んでいく。前回の参院選の反省を踏まえ、グループ連絡会で話し合える場をつくることが重要で、現・退で情報共有を行い認識を合わせ取り組んでほしい。組織内候補の擁立については現役が考えることだが、NTT法や事業法の改正を考えれば組織内議員は重要だ。

兵庫・樋口

情宣強化も良いが本人が来るのが一番いいので、事前に中央協が各支部協の行事を把握し、候補者が判断し行く体制を作ったらどうか。

中央協

現役の日程もあるが、各支部協の日程を把握し本部に相談していく。

3.緊急連絡先の生協システムへの提供について

和歌山・藤田

別居の親族の登録は能登半島地震で石川県支部協が行なった安否確認で役に立ったのか。
また、引っ越し等で緊急連絡先の住所が変更になった場合のメンテナンスをどうするのか。

中央協

石川県支部協で安否確認を行った際、固定電話は繋がらないケースが多かったが、携帯電話、ショートメールは役に立った。また、別居の緊急連絡先を介し確認をとれた会員もおり有効だったと報告されている。登録先の変更等のメンテナンスについては、別途明らかにしていく。

4.ジェンダー平等推進フォーラムの開催について

和歌山・藤田

今回の企画に賛同するが、参加者の3名の内1名を現役の退職者担当役員となっているが、違和感がある。和歌山としては女性3名の参加とするので了解してほしい。このような企画は今年で終わりにするのではなく、今後も女性の参画を進める集会を継続してほしい。

中央協・森嶋

日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中125位で分野別にみると、政治が世界最低クラスの138位で遅れている。今回はジェンダー平等を推進する上で政治参画を進めていく企画を中心としている。集会については支部協、地区協等で形にとらわれず女性の政治参画を促す集まりを開催してほしい。

5.その他

滋賀・須賀

能登半島地震のカンパはネットでは難しい人もいるので期間をもう少し長くしてほしい。

中央協・森嶋

気持ちは大事にしたいが、被災者に一日も早く支援金を届けたい。集約したカンパ金を被災状況に基づき配分することから期間を区切った取り組みになることを理解してほしい。


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