2021度第2回緊急支部協代表者会議は、6月9日東京・全電通会館ホールで各支部協の代表者を集め開かれた。
座長に佐々木副会長を選出。「今回の会議は、石橋みちひろ三選に向けて、今日的な情報共有と7月10日までの闘う決意を固め合う代表者会議としたい。」と挨拶した。
議事に入る前に、5月20日に逝去された、青森県支部協・嶋田会長のご冥福を祈り、全員で黙祷を捧げた。
森嶋中央協会長挨拶
中央協を代表して森嶋会長は、「①新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、3年ぶりに対面で開催したブロック会議は、全国の活動状況の報告と今後の活動方針について、意思統一ができ、対面ならではの成果があった。やって良かったと総括している。新型コロナウイルスの感染は予断を許さないが活動の充実を図っていきたい。②ウクライナ緊急支援カンパは短期間の取り組みにもかかわらず、最終的に10,993,454円のカンパがあり心から感謝している。現役のカンパと合わせ3500万円を『AAR JAPAN難民を救う会』に2000万円を、『国連UNHCR協会』に1500万円と2団体へ寄贈し大変喜ばれた。③この会議を、参院選『石橋必勝」に向けた最終の心合わせの場としたい。現状、ⅰ)一人区で野党の選挙区調整ができない。ⅱ)連合の政治方針が分かりづらい。ⅲ)新型コロナウイルス感染予防の関係で現役組合員はリモートワークが増え対面でのコンタクトが取れないなど、情勢は想像以上に厳しいが、勝てない闘いではない。そのためには、本番に向け、もう一度、現退一致で会員、組合員へ訴え、期日前投票を含め投票率を上げる。順番を上げるため、記名投票の徹底をはかり、勝利に結びつけることを今代表者会議の訴えとしたい。」と挨拶した。
鈴木NTT労組中央本部執行委員長挨拶
続いて、NTT労組鈴木中央執行委員長は、「会員拡大の取組み、ウクライナ緊急支援カンパをはじめ現退一致の運動に感謝を申し上げる。この会議は石橋三選にむけての最終版の気合合わせの場である。昨年10月の衆議院選挙後の国会運営は重要な位置づけであるが、5月31日成立した補正予算2.7兆円の内1.5兆円は物価高騰対策を含む予備費、1.2兆円が原油価格の補助金となっているが、国民にとっては、余りに遅く、少ない額だ。物価高対策に世論喚起が高まって欲しいが、自民党の支持率は高く、立憲民主党の支持率は5~8%で低迷している。参議院選挙で、連合は9名の組織内候補を擁立するが、かつてない厳しい状況にある。石橋の前回の得票数は17万票だったが、立憲民主党の支持率からして、個人名がカギとなり組織力が試される。石橋はキャッチフレーズの『つながって、支え合う社会』を実践し、働くもの、社会的弱いものに対し成果をあげてきた。何としても三選に繋げていかなければならない。残り1か月、必達目標20万票は不可欠で、名前を確実に書いてもらうため支持基盤を固めていく。安心して暮らしていくため、石橋は大切な財産であり、かつてない厳しい状況でも、必ず勝ち取らなければならない」と挨拶した。
次に、大津政治担当部長から①過去の選挙結果、②取り巻く情勢等、③取り組みの状況・課題等、④対応策等の説明後、「石橋みちひろの2期12年間の多岐にわたる実績は、内外で高く評価されているが、一般国民には知名度がない。目標とする20万票以上は、過去にはない数字だが、退職者の会、組合員そして家族が確実に名前を書いてもらうことで、無理な数字ではない。投票方法の理解浸透を徹底し『石橋みちひろ』の個人名を積み上げることが三選を勝ち取ることにつながる。」と述べた。
続いて、川辺事務局長が、石橋三選へ向けた最終版の取り組みについて、①基礎固め、②支持拡大活動、③個人名を各選挙であることの周知徹底、④期日前投票の呼びかけ、⑤法令順守にもとづいた諸活動について提起した。
質疑応答
島根
石橋の出身支部協として、会員へ支持者・紹介者カードの取り組みを含め、支持協力のお願いをしている。精一杯取り組めば三選はあると思う。残された時間は少ないが、勝利に向け、地区協と力を合わせ取り組んでいく決意を表明する。
愛媛
- 今回の選挙は非常に厳しく、危機感を持っている。コンプライアンスは大事だが、現役はポスター掲示もしてないなど危機感を持っていない。もう少し工夫を出してほしい。
- 立憲民主党の比例代表党員となっているが、立憲の地方組織からの参院選の対応連絡が全くない。これは地域党員ではないからか。
京都
連合本部は昨年の衆院選総括を踏まえ、第26回参院選挙の基本方針を決定した。つまり、連合本部・構成組織・地方連合会が総力をあげて闘うことのできる環境整備が重要とした上で、連合本部は「発信力、調整力、徹底力、指導力」の強化が必要であるとの考え方を明確にした。しかし、現状は連合と立憲、国民民主党との政策協定は事実上断念し、一人区での立憲と国民民主党候補者の競合を容認する等の見解が表明されるなど、厳しい情勢で推移している。
京都選挙区では、連合京都が推薦決定した立憲・福山哲郎候補に対し、国民民主党は維新公認候補を推薦するという事態になるなど激戦状況になっている。そもそも、連合と維新とは基本的な政策において大きな隔たりがあることからして、絶対に負けられない選挙である。今からでも遅くはない、連合本部は指導力、徹底力を発揮すべきである。こうした状況が、「石橋みちひろ」三選にも影響を及ぼすと考えるから申し上げた。石橋氏の12年間の実績は、申し分ない。高い志と情熱ある行動力は組織内外から高く評価されている。京都支部協は、「現・退一致」で必達目標を果すため、現役の分会3役と支部協3役で「合同選対」を設置し、全力を挙げて取り組んでいる。「石橋3選」を確かなものとする決意を、本日、皆で固め合いたいと思う。
結びに、「石橋みちひろ」(比例代表)の3選と「福山哲郎」(京都選挙区)の5選を何としてでも果たすため、京都支部協は最終段階の取り組みに全力を挙げて取り組んでいく。
栃木
紹介者カードの取組みで、会員の提出された紹介者が前回とダブって紹介されている。扱いについてどのようにすればよいのか。
中央協
- 島根の決意表明については、全体で受けとめ確認する。
- 党員の扱いについては、比例候補者の党員でも、地方組織の党員と同様な対応をするよう、N労を通じ立憲に意見具申する。
- 京都の発言に対しては、その通りと思っている。連合には、中央と地方のパイプを作るよう、情報労連を通じ意見提起するよう伝えていく。
- 紹介者カードの扱いについては、支部協で取り組むこととなっている。
中央本部
現役の危機感の無さに歯がゆさがあるかもしれないが、コンプライアンスについては、十分に守ってもらいたい。公選ハガキは有効に活用していきたい。ポスター掲示については、グループ連絡会と連携していく。
京都から出された発言については、引き続き情報労連と連携し対応していきたい。
森嶋会長
置かれている状況については、全てを受け入れて解決することはできないが、飲み込んでほしい部分もある。石橋必勝に向け気合を合わせ、支部協それぞれが、現場で全力で取り組むことを全体で確認したい。
続いて、石橋参議院議員は「7月10日まであと一か月。全国から集まって頂いたことに感謝申し上げる。全国の退職者の会から力強く支えて頂いているが、全国を回り切れず申し訳ない。新潟・長岡の対話集会では「頑張って」の声が聞け、ありがたかった。真っ当な政治を作り直すために、立憲民主党の立て直し、野党の立て直し、政策実現を目指していきたい。先輩方の思いを胸に、あと一か月最後まで力いっぱい闘うことを、お誓い申し上げる。」と力強く決意を表明した。
最後に、森嶋会長の「必勝ガンバロー」を全員で三唱し会議を終了した。