2021年度北海道・東北ブロック会議は、4月6日~7日、北海道・ホテルエーデルホフ札幌で開催された。
出席者
中央協
佐々木副会長、本橋副会長、川辺事務局長、中井監事
支部協
北海道・峯後会長、相馬事務局長、青森・高根事務局長、三浦事務局次長、秋田・長谷川会長、籾山事務局長、幸埜事務局次長(オブ)、山形・斎藤会長、小座間事務局長、前田副会長(オブ)、岩手・百目木会長、佐々木事務局長、宮城・阿部会長、小山内事務局長、福島・伏見会長
福祉団体
電通共済生協 野田理事長、濁川経営企画担当部長、武山北海道ブロック推進部長、木下北海道ブロック推進部長、加賀谷東北ブロック推進部長、(株)きらら保険 高橋代表取締役副社長、尾形北海道営業支店長、労連共済本部 林業務管理部長、(株)ライフアシスト 太田常務取締役
座長
佐々木副会長
中央協あいさつ 佐々木副会長
ブロック会議にご参集いただき感謝申し上げる。中央協は、この対面の会議を開催するにあたり、ぎりぎりまで検討してきたが、3月21日「まん延防止等重点措置」が全国的に解除されたこと、地域限定で行うこと、構成員のワクチン3回目の接種が終了している等の状況を踏まえ決断した。しかし、コロナは依然高止まりの状況にあり、今日の会議、今後の諸活動もできる限りの感染防止対策を実施し開催したい。
あいさつは3点。
- 3月16日の福島沖地震について、家屋等への被害や東北新幹線の運休等大きな被災が出ている。福島、宮城からも家屋等への被害状況が報告されている。被災された方々へ心からお見舞い申し上げる。地震は防ぐことはできないが、できる限りの減災、防災に努めるよう日頃からの備えが大事。
- 石橋三選について、大変厳しい状況。退職者の会も地域によっては幹事会や会員との対面の活動ができない状況。それに立憲の支持率低下。現状、比例代表の当選は5人~6人ではないかと言われている。加えて連合の求心力の低下。そうした中、石橋三選へ向けては、組織内を固めるしかない。中央協は、現役と連携し、大都市圏対策を実施し、20万票必達をめざす。
- ウクライナへのロシア侵略について、ロシア軍によるウクライナ民間人への大量虐殺が明らかになった映像が流されている。許されない戦争犯罪である。G7、EUなどの国際社会の連携で一刻も早くこの戦争を停戦・終結にしなければならない。そうした中、ウクライナでは、国内外で1000万を超える避難民が出ている。退職者の会もNTT労組と連携しウクライナ緊急支援カンパを実施した。支援金は、退職者の会だけで1000万円を超える額が集まっている。感謝申し上げる。現役と連携し、人道支援として寄贈する。寄贈先等は、拡大支部協代表者会議、NTT労組新聞で報告する。
来賓あいさつ
萩原北海道総支部委員長あいさつ
開催地への感謝とお礼。最近はコロナ、ウクライナと暗いニュースが続いているので、顔を上げるために、道内の桜開花時期の案内について。あいさつは以下の三点。
- 春闘の闘い方と妥結について、今春闘は、コロナの影響で組合員はリモートワークで職場に半分ぐらいの在席。また、フレックスタイム制導入で5時半以降も職場に組合員がいる。こうした状況で職場集会も団結ガンバロウもリモート。妥結報告もメール、ラインで。様変わりの闘い方になっている。妥結は、すべての雇用形態の賃上げができたことは良かった。
- ウクライナ緊急支援カンパについて、在宅でもできるオンラインカンパと職場でのカンパを実施。現時点N労全体で720万円集約と聞いている。
- この20年間の北海道の組織の変遷について、分会数、組織人員数などについて
この後、自己紹介し、電通共済生協 野田理事長、労連共済本部 林業務管理部長、きらら保険高橋代表取締役副社長、(株)ライフアシスト 太田常務取締役からそれぞれがあいさつ。
各支部協からの報告
組織課題の特徴点について
福島
今年度あたりから会員数が減少していく。財政面もあり、地区協の統合も検討。3.16地震、現状、支部協、地区協合わせて約165件受け付けている。生協コールセンタでも2件受け付けている。会員対応があるのでコールセンタで受け付けたものは支部協にフィードバックしてもらいたい。ウクライナ緊急支援カンパは、Webで地区協代表者会議を開き、論議の結果、支部協口座を開設し、支部協→地区協へカンパ趣意書を送付、地区協で会員対応→地区協→支部協口座→中央協へ115万円と郡山3万円を集約。
宮城
コロナ禍で、レク等は支部協主催から地区協主体に軸足を移す。地区協活動の活性化へ向け、サークル活動への財政支援を実施。3.16地震現状87件受け付け。
山形
総会は、感染対策を万全に代議員制の対面で実施。懇親会はなし。会員拡大は92%の加入率。今年度より月曜日~金曜日までの常駐体制。問い合わせは今年、雪害が多い。鶴岡地区協では、施設入所等で連絡先不明会員をなくすため、「第2連絡先等」登録更新を実施している。反応が良ければ県内で水平展開したい。
岩手
コロナで支部協ニュース「ふれあい通信」を年4回から6回へ増。紙面には会員からの投稿を増やした。今年度より月曜日~金曜日までの常駐体制。3名で担当。問い合わせは今年、雪害が多い。会員拡大に取り組んでいるものの、新会員“0”の地区協もあり地区協の統合も検討課題。
秋田
支部協主催の最大イベント「全県交流会」はコロナで2年続けて中止。支部協総会も書面。幹事会も開催されていない状況。しかし、グランドゴルフやゴルフの屋外サークルは、ほぼコロナ前と同様に実施。地区協ニュースは、今まで発行されていなかった地区協で発行され13地区協すべて発行となった。手配り時に会員へ「一声かけ」を実施。近況確認。しかし、手配り役員間の懇親の場ができないのは残念。常駐の問い合わせは、雪害に関するものが多い。
青森
女性会員の参加・参画について、県協役員には20名中1名だが、地区協役員110名中34名の女性役員(30.9%)。17サークル中6サークルが女性主体の活動。常駐体制については、現状週3回だが今年10月より月曜日~金曜日まで実施。高齢会員への対応として、80歳超え会員のうち希望する方へ孤立化を防ぐため「見守り声掛け」活動を実施予定。会員数の動向を見据えた課題として、今後会員数が減少する中で、財政見直しや地区協統廃合の課題が出くる。
北海道
会員とのコミュニケーション活動は、コロナ禍にあり、現状直接対話が難しいため、地区協において機関紙で会員の近況報告を掲載している。会食を伴う行事は中止したが、屋外でのパークゴルフやゴルフは、感染対策を徹底し実施している。65歳超継続雇用の状況と今後の課題について、昨年4月より「高年齢雇用安定法改正」が施行されたことに伴い、昨年10名、今年21名の65歳超の継続雇用が生じている。次年度以降も増加してくることが想定される。こうした方々の退職把握や入会方法の対応等についての考え方を示してほしい。
中央協
- 会員とのコミュニケーション活動については、各支部協とも会食を伴う大人数の行事は中止している実態にありますが、屋外で、地区協主催のレクは開催されていることが報告されました。また、会員とのコミュニケーションを絶やさないよう支部協ニュース、地区協ニュースの増発行、紙面充実、手配り、お元気コール等工夫され活動している実態も報告されました。感謝申し上げる。今後とも状況に合わせた対応をお願いする。
- 会員拡大について、各支部協とも状況に合わせた対応で高率加入を果たしていることが報告されました。今後ともグル連、福祉団体と連携し高率加入をお願いする。
- 常駐体制での問い合わせは、共済関係で特に今年は雪害に関するものが多いと報告されている。総支部、電通共済生協と連携し漏れのないよう対応をお願いする。
- 3.16の福島沖地震では、福島、宮城の被害が多く、この二支部協は地区協とともに会員対応に尽力されており、感謝申し上げる。まだ、被害申告は途中と聞いている。今後ともよろしくお願いする。
- 「高年齢雇用安定法改正法」施行に伴う65歳超の継続雇用への対応については、他のブロック会議でも同様な意見が出ており、準会員制度も含め今後ブロック会議で各支部協と論議していく。
- ウクライナ緊急支援カンパについて、急な要請で短期間にもかかわらず、現在、退職者の会だけで1000万円を超えるカンパ金を集約している。感謝申し上げる。寄贈先、金額が確定したら拡大支部協代表者会議やNTT労組新聞ひろがりネットで報告する。また、カンパ実施にあたり金融機関名や振り込み人名義等について大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げる。
以上をもって一日目は終了した。
二日目
2.「石橋みちひろ」三選への支持・支援拡大の取組みについて
川辺事務局長から①第49回衆議院議員選挙の中間総括、②第49回衆議院議員選挙における会員・組合員の動向調査の主な事項の報告 ③第26回参議院選挙「石橋みちひろ三選」の取組みについて提起した。
これを受けて全支部協から取り組み状況が報告された。
各支部協からの報告、質疑内容は別紙のとおりであり、会議を終了した。