2021年度近畿ブロック会議は、3月29日~30日、奈良県・ホテル日航奈良で開催された。
この会議には、中央協からは、森嶋会長、上野副会長、高見副会長、中井監事が参加した。支部協からは、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山支部協の会長、事務局長(大阪・兵庫は副会長)が参加した。
福祉団体からは、電通共済生協(武谷常務理事、大西担当部長、山田ブロック推進部長、三浦ブロック推進部長)、労連共済本部(玉置事業部長)、きらら保険サービス(高橋代表取締役副社長、倉関西支店専任部長、清野営業企画部長)、ライフアシスト(太田常務取締役)が参加した。
司会者である高見副会長が開会挨拶。
先ず最初に主催者を代表して森嶋会長は「①3.16の福島県沖地震は、人的な被害は出ていないが、家屋や家財などの物的な被害がでている。東日本大地震から3年くらいは、災害に対する認識はあるが、徐々に薄れていく。もう1度気を引き締めて防災・減災に取組んで欲しい、②ロシアのウクライナ侵攻では惨たんたる状況が続き人道上許せない。この状況を緊急事態と受け止め、ウクライナに対する支援のカンパ活動をお願いした。口座名の誤記でご迷惑をお掛けした。3月28日のカンパ集約金額は、ネットで298人、178万112円、労金口座で個人320人、組織37団体で420万7608円、その後100万程度集まっており、お礼を申し上げる。この支援先は、今後、現役と相談するが、直接現地に届くよう大使館や現地の支援団体に届くようにしたい。③この2年間は、コロナ禍で思うような活動ができなかったが、いまだ感染は終息しないものの感染対策に万全を期しながら、徐々に活動を再開して欲しい。常駐体制については、ほぼ全支部協で確立することができ、そのための生協研修会も今回行なっており、引き続き努力をお願いしたい。④政治活動では、石橋三選の取組みをめぐる状況は、いい状況がない位に相当厳しい。三選に向けてブロック会議を通じて意識合わせをお願いする。」と挨拶した。
そのあと、岸本奈良分会長は、ウクライナ支援カンパ、3.16福島県沖地震、石橋三選の取組みについて、現退一致の取組みを強調した。
玉置労連共済事情部長は、「事業はひろがり中心だが、ひろがりの利率の有利性と充実したセカンドライフ」を訴えた。
また、武谷電通共済生協常務理事は、55期の事業に触れ、「掛け金は、120億円達成したが、内訳は、現役が減少し、退職者の増収で補っている、商品別では、自然災害共済の大型は伸びているが、それ以外は減少となっている。今後は、2025年に迎える団塊の世代の後期高齢化、コミュニケーション力の強化、スマホなどのWebからの申し込みや請求などに取組む。」と述べた。
高橋きらら保険代表取締役副社長はSDGsに触れ、NTTグループの消費電力は全国1%となっている。紙からの脱皮を図り、オンラインによる無料相談を訴えた。
このあとを受けて、清野きらら保険営業企画部長は「オンライン無料保険相談」の概要とお子様やお孫様に向けた払い済みタイプの「医療保険EVER Prime」商品を案内した。
休憩後、再開した。
1.支部協の活動報告
全支部協から予め準備をお願いしていたテーマに添って報告が行なわれた。
その内容の概要は、別表のとおりである。
テーマ毎の全体的な状況は、次のとおりである。
- 会の会員とのコミュニケーション活動は、コロナ禍にあってほとんどの支部協では、中止・延期を余儀なくされているが、今後、状況を見ながら再開・実施が予定されている。
これを補うものとしては、会報の増発行、近況報告、お元気コールなど会員とのつながりを何とか保持する取組みが行なわれている。 - 女性会員活動では、かつてなく認識が強まり、まずは役員の登用への努力、レク・サークル活動の呼びかけ女性委員会へのアプローチも行なわれつつあるが、家庭から出にくいなどの課題が出されている。
- 会員への拡大は、グループ連絡会との連携は行なわれているが、コロナ禍においての多数回開催は、対象者の規模やロケーシン数もあるが、余り行なわれていない。コロナ禍において、会社側が会場確保を断るケースもある。
また、従来から指摘されているカタカナ企業本部では、グループ連絡会参加組織が部会などで十分機能していないなども散見される。 - 支部協の常駐体制は、近畿ブロックでは元々確立されている。問い合わせは、生協(訃報を含む)、法律相談、レクなどの連絡・調整となっている。
- 高齢化等に対する課題は、高齢化に伴う行動不自由者、行事や催し物に参加できない対策として、施設入所や1人暮らしの会員の状況把握、お元気コールや訪問活動、お便りなど実施されているが、それでも電話不出、不在などによってアクセスできない会員への対応が課題となっている。
以上であるが、この他に若干の質疑は次のとおり。
滋賀
会社が行なう退職説明会に電友会は時間をとってもらっているが、退職者の会はない。どうなっているのか。
中央協
かつては電友会も会社の説明会に入っていなかった。そもそも手続きが中心で時間も少ない。地域によってどうなのか、調査できるかどうか検討。滋賀
高齢者(94歳)の会員が火災にあった。兄弟もみな90歳以上であり、手続きについて相続など複雑なものもあり、高齢化もあって、中々対応できない。どこに相談していいのか生協に専担者をおけないか。
生協
生協は、契約行為であり、約款や法的に有用なのかどうか、専門的なものを置くのは難しいが、相談を受ければどこに対応したらいいのかは可能だ。奈良
電友会では、会に入会することを前提に退職する前に会費免除の準会員制度がある。退職者の会でもできないか。
会長のとりまとめ
感染対策で活動が中々できない中で苦労されてきた。ニュースの発行を多くしたり、努力してきた。簡単には収束しないが、徐々に活動を進めて欲しい。組織拡大は、対面ができないなど苦労されているが取組んだところでは数字はこれから出てくる。
現在の会員は12.6万だが、5年位は、このままでいけると考えている。中央協の財政としては、10年位を目標に努力したい。
女性役員の拡大は、退職者連合では、優秀だと言われている。会の活性化には、女性参加が重要であり、役員の登用等に努力頂きたい。
準会員制度は、今の制度では即答できない。可能かどうか考えたい。
以上をもって1日目は終了した。
2日目
2.「石橋みちひろ」三選への支持・支援拡大の取組みについて
上野副会長から①第49回衆議院議員選挙の中間総括、②第49回衆議院議員選挙における会員・組合員の動向調査の主な事項の報告③第26回参議院選挙「石橋みちひろ三選」の取組みについて提起した。
これを受けて全支部協から報告された。
全体的な状況と質疑内容は別紙のとおりであり、会議を終了した。