近畿ブロック会議は、3月28日~29日、兵庫県三宮市のルートインホテルで開催された。中央協からは、西澤会長、佐々木副会長、川辺事務局長、中井監事の4人が参加した。支部協からは、和歌山、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良の各支部協の会長、事務局長等、福祉事業体からは、電通共済生協、労連共済本部、きらら保険サービス、ライフアシストの役員等が参加した。
会議は西澤副会長を座長に選出して始まった。
中央協を代表して佐々木副会長は「①阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震の被災状況・現況、自然災害に対する危機管理の重要性②電通共済生協50周年記念へのお礼と福祉活動の取り組み、充実強化③参議院選挙へのお礼と次回の選挙に向けた総括④通常国会の情勢と退職者連合が取り組んでいる社会保障の課題・解散総選挙に向けた取り組み」について挨拶した。
この後、参加者による自己紹介が行われ、その中で、福祉事業団体から、玉置電通共済生協常務理事、太田労連共済本部事業部長、高橋きらら保険サービス常務取締役がそれぞれ事業内容に触れた挨拶を行った。
次に、小林・生協推進部担当課長より、生協の退職組合員の利用促進に向けた訴求ポイントの説明、萱沼きらら保険サービス営業企画部長より、退職者の会会員のがん保険、医療保険の加入状況と給付実績、最新のがん保険の上乗せについて説明を受けた。
その後、川辺事務局長より討議に向け、支部協等の組織運営。特に、今回は、各支部協における女性会員の各種行事やレク・サークル活動への参加状況等について報告を求めており、その報告と参加状況。そして今後の対策の必要性について説明した。また、会員拡大、危機管理の現状での論議ポイントと配布資料を説明した。
この後、各支部協から発言を求めた。
まず、女性会員の各種行事やサークル活動への参加状況、女性役員数等については、新規会員数は減少し、役員のなり手が少ない(兵庫)。「女子会」を結成し、そのメンバーが企画した学習会や食べ歩き等女性が参加しやすいメニューを用意して地道に活動をしている。(大阪)グランドゴルフでは参加者の40%が女性(地区協のグランドゴルフの参加者も40%~50%が女性)。また、女性だけの手芸、踊りなどサークル活動が活発。支部協・地区協の女性役員が30%を超える。(和歌山)食べ歩き等の企画をすると参加者が多い。今後、ブロックを中心に女性が参加しやすいサークルを活性化させ拡大を図って行きたい。(京都)総会、親睦旅行等諸行事への参加人数は年々減少傾向。(奈良)などの報告がされた。
次に、会員拡大について、各支部協ともグル連と連携し、退職者説明会に参加し、取組みを強化していることや退職予定組合員の居住地エリヤに出向き効果を上げている。(兵庫)。一方で、管理者やグループ会社で退職する方の情報がないとの報告もされた。また、退職者の会「準会員制度」を支部協の権限でできるようにしてもらいたい。内容は60歳から完全退職の間、会費免除で会活動へ参加OK。との意見も出された。(奈良)
次に危機管理の現状については、各支部協とも、独自に会員の緊急連絡先の把握に努めている。また、支部協で危機管理マニュアルを作成しグル連と連携している。(和歌山、奈良)や事前に支部協ニュースで訓練であることを周知し、大災害発生時の緊急対応訓練を行っている。(大阪)ことも報告された。
二日目は参議院選挙の支部協の総括について論議が行われた。その他については、現役の組織改革について、関西総支部内支部協やグル連にも関連するので県域のグル連はもとより近畿ブロック全体での意見交換の場の設置をお願いしたい。(和歌山)との要望があった。
これらの報告・意見に対して、中央協から、女性会員の各種行事、サークル活動への参加増、女性役員の増へ向けて、女性が参加しやすいメニュー用意するなど今後とも工夫した取り組みを願いたい。管理者やグループ会社での退職者情報については、個人情報保護の関係もあり、情報の入手が困難な現状。従って、退職時、異動手続時等のタイミングに現役と連携強化し、対応を願いたい。また、退職者の会「準会員制度」については、難しい問題だが検討する。その他の、現役の組織改革については、退職者の会組織とも関連するので、まず、県域グル連の中で対応していただくとともに、中央本部組織部へ対応したい。との見解を述べ全体で確認し、会議を終了した。