拡大支部協代表者会議は、5月24日~25日、大塚のベルクラシックホテルで、各支部協の会長・事務局長を集め開催された。
会議は、西澤副会長を座長に選出した。
冒頭、熊本地震で死亡された福岡県支部協の会員と地震で亡くなったすべての方に対するご冥福を祈り、黙祷を捧げた。
挨拶に立った石原会長は、熊本地震の被災者にお見舞いと現在取り組んでいる熊本地震支援カンパの協力を訴えた。その上で、「退職者は、職域ではなく、居住地なので、安否確認は、困難を極めるが、今後とも会と会員のコミュニケーションを深めていきたい。繰り返された沖縄米軍軍属による女性殺害事件は、基地の存在が原因。広島へのオバマ大統領の訪問は歓迎しつつ、沖縄米軍の縮小の徹底と日米地位協定の見直し、普天間基地の早期返還と辺野古基地建設阻止の戦い、沖縄県議選の取り組みに、全国の仲間とともに一歩でも二歩でも前進させたい。参議院選挙の取り組みは、全体的には不十分である。石橋みちひろ参議院議員は、福祉問題のオーソリテイであり、安倍政権に対峙できる議員である。絶対負けることはできない。全力を挙げて取り組もう」と述べた。
続いて、相馬NTT労組副中央執行委員長は、熊本地震に対するお見舞いと取り組み状況、NTT事業グループ事業の経営状況を述べたあと「民進党に対する連合の態度は、マスコミで面白おかしく取り上げられているが、連合自身は、大きく関係を見直すものではなく、6月2日に民進党との政策協定を結ぶこととしている。それは民進党の綱領は、民主党を引き継ぎついでいると判断している。NTT労組も基本理念・指針と一致する。個々の推薦は、推薦基準に基づき対応していく。石橋みちひろ参議院議員の再選の取り組みは、厳しい状況にある。組合員・家族・退職者の会会員と家族をしっかり固め、浸透させていくことが重要だ」と挨拶した。
その後、福祉団体から加藤電通共済生協理事長、太田情報労連共済本部事業部長、八坂きらら保険サービス副社長がそれぞれ挨拶を行った。
このあと、熊本地震の被災報告が行われた。被災地の谷川熊本県支部協会長は、全国の仲間の皆さんの激励にお礼を述べた上で「安否確認は、連絡のとれた地区協、NTT労組の九州など現役にも応援を頂き行った。中には、福岡の現役の分会からも連絡が入り、感激した会員もいる。これをきっかけに参議院選挙も盛り上がるのではないかと思っている。安否確認は、中々連絡がとれなかった方が156名いた。往復ハガキも活用し、あと5名のところまでいった。これからは、被災者のニーズを聞いて、支援を行っていきたい」と報告があった。
一旦休憩後、川辺事務局長が「2015年度前半の取り組みと全国総会へ向けての課題」(ブロック会議を踏まえた全国総会へ向けての課題)について提起した。
質疑では、島根県支部協から参議院選挙のこれまでの取組み状況と島根における石橋みちひろの後援会の取組、香川県支部協からは、香川選挙区における統一候補の動向、全会員の家庭訪問を踏まえた課題(①会員の高齢化、一人暮らしが増えている。一人暮らしは15%、老々夫婦55%、②危機管理では携帯電話、会員以外の緊急連絡先の調査が必要。③もしもの時の一報シールをつくり、冷蔵庫等に貼れるようにした。)についての意見があった。
中央協からは、「①香川の取組みをふまえ、会と会員とのコミュニケーションを強化する。 ②統一候補への対応については、NTT労組中央本部とも対応し、対処していく」との答弁があり、全体で確認された。
なお、その他として、川辺事務局長から「支部協費・地区協費を変更する場合、これまでは、支部協が直接ユアサポートに対応していたが、システム改善が必要な場合もでてくるので、中央協を窓口に対応をお願いしたい」と述べ、全体で確認された。
続いて、安藤NTT労組中央本部政治部長から『「石橋みちひろ」再選に向けた最終盤戦の取り組みについて』が提起された。
この中で、安藤NTT労組中央本部政治部長は、最近の世論調査や民進党の比例代表の擁立状況、過去の得票状況に触れ、「情勢は、1年前より不安定要素が増えて非常に厳しい」と述べ、最終盤戦に向けては、「組合員・退職者の会会員・家族が投票に行かなければ勝てない。行けば勝てる」を基本方針に、徹底した「石橋みちひろ」の名前の浸透・拡大を強調した。
全体では、厳しい状況を認識した上で、全力を挙げて取り組むことが確認され、一日目の議事を終了した。
二日目は、冒頭、藤井電通共済生協常務が挨拶した。
そのあと、垣下電通共済生協共済推進部部長が「2016年退職組合員加入促進の取り組み」を、三川電通共済生協共済推進部担当部長がパンフレット、申込書等について提起した。
質疑では「生命共済やマイセーフテイの加入年齢制限の見直し」(奈良県支部協)「①生命共済や自然災害共済、交通災害共済の年払いと月払い掛け金の差(比率)が異なるのは、②加入データには、<あいあい>の契約情報も③独居対策として、注意喚起情報を入れて欲しい」の意見があった。
このあと、挨拶した萱沼きらら保険サービス事業企画部総括担当部長は、「NTT労組退職者の会には、特約を含めて約8万人弱のがん保険加入者がいる。その時代に加入頂いた新がん保険は、現在の通院や抗がん剤治療の環境にはマッチしていない。個々の方々に何が不足しているのか、個別の提案をしていきたい。」と述べた。
また、過去にがんを経験された方にも加入できるがん保険「寄りそうDays」の紹介があった。
最後に、電通生協加入促進の取り組みと「石橋みちひろ」参議院議員の再選の取り組みを十分連携しつつ、取り組むことを全体で確認し、会議を終了した。